このブログでは、MBAプログラムで培った知識や経験をもとに、あなたの知的能力を飛躍的に向上させるための厳選された本のリストをお届けします。これらの本は、ビジネス界で成功を収めるだけでなく、人生のあらゆる局面で鋭い洞察力を持つための知恵やアイデアを提供してくれます。これらの一冊一冊が、あなたの視野を広げ、創造力を刺激し、人間関係を深めるための宝物となることでしょう。さあ、新たな知識の扉を開き、人生を豊かに彩る素晴らしい読書体験をしましょう。
基本の2冊
- イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」(安宅和人)
- グロービスMBAクリティカル・シンキング
イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」(安宅和人)
なぜイシューから始める必要があるのか、質の高いアウトプットを出すためにやるべきこと。問題解決までの道筋など、どのように思考するべきかの基本を紹介してくれている本です。これが考えを実践できている人は仕事が間違いなくできます。
グロービスMBAクリティカル・シンキング
「イシューから始めよ」で紹介されているロジックツリーや、仮説、MECEなどロジカルに考えるための基本的な考え方が網羅的に学べる本です。土台を一通り学べる本なのでとりあえず何読むか迷ったらこれから読むのが一番手っ取り早いです。文章がやや硬いので本気でマスターする気がある人向けですが、内容は平易に書いてあるのでとても理解しやすいです。
基本が分かった後にモヤモヤする部分を解消する本
- 解像度を上げる――曖昧な思考を明晰にする「深さ・広さ・構造・時間」の4視点と行動法(馬田 隆明)
- 具体と抽象(細谷 功)
- 観察力の鍛え方 一流のクリエイターは世界をどう見ているのか(佐渡島 庸平)
解像度を上げる――曖昧な思考を明晰にする「深さ・広さ・構造・時間」の4視点と行動法(馬田 隆明)
基本的な論理思考をより鮮明にする具体的な方法が、深さ・広さ・構造・時間という視点で紹介されている本。基本の本を読んで、やってみたけどうまく思考が進まない人は、これを読むと腹落ち感とレベルアップをすごく感じることができると思います。自分の思考方法がよりソリッドになる感じです。
具体と抽象(細谷 功)
モノゴトの本質にたどり着くためには具体と抽象を何度か往復する必要があります。具体とは何なのか、抽象度を上げるとはどういうことなのかを丁寧に紹介している本です。
具体的な論理構造を作るとき、他の人と差別化したより深い気づきを得るためにはこの技術が必要です。
観察力の鍛え方 一流のクリエイターは世界をどう見ているのか(佐渡島 庸平)
モノゴトを正確に捉える観察力を養える本。ソリッドな仮説を立てる際にうまくいかない理由の一つとして、頭の中で事実と主観がごちゃごちゃになり、仮説の精度が低くなるという問題があります。この本ではディスクリプション、定性データ、定量データ、型などを使って、どうすれば良い仮説が立てられるかを詳しく説明してくれています。
論理思考ができた人がさらにレベルを上げる本
- アナロジー思考(細谷 功)
- 意思決定のための「分析の技術」―最大の経営成果をあげる問題発見・解決の思考法(後 正武)
- イノベーションの作法(濱口 秀司)
- 進化思考(太刀川 英雄)
アナロジー思考(細谷 功)
どのようにしてアイデアを発想するかという問題に対してアナロジー思考という方法で発想するやり方を解説している本です。アナロジー思考とは、既存の事象や概念を別の分野に応用して、新たなアイデアや問題解決の手掛かりを見つける方法です。これのすごいところは一見同じものと見えないものでも構造化と抽象化することで共通点を見出してそこからアイデアを発想できる点です。以外にこの観点で発想できる人は少ないのではないでしょうか
意思決定のための「分析の技術」―最大の経営成果をあげる問題発見・解決の思考法(後 正武)
イノベーションの作法(濱口 秀司)
この本は、濱口さんという伝説のイノベーターが日頃どのように発想しているかをかなり論理的に説明している他に類を見ない本だと思います。このような発想方法は他ではどこでも紹介されていないのではないでしょうか?解決方法へのユニークなアプローチと再現性のあるやり方はとても勉強になります。例えば、ある業界で認識されている問題に対して解決策を探る際に課題そのものから取り組むのではなく、その道のプロがどのように発想しているかまず構造化しそこにあるバイアスを見つけそれを壊していく方法などがかなり具体的に解説されています。濱口さんの思考方法がそのまま自分の頭にインストールできるような感覚があり、とても衝撃を受けました。
進化思考(太刀川 英雄)
新しいものを作る時のやり方を、生物の進化において行われてきた変異と適応からのサイクルから創造性の部分を抽出して体系化した本です。辞書的にも参考にしたい本。ここまで網羅的にアイデアの発想し検証していく方法を紹介している本も中々ありません。かなりの大作な本だと思います。
コメント